- トップページ
- フォーマル着物
フォーマル着物
伝統やしきたりを知ることは人生や暮らしを豊かにすること
ゆたかやは、お客さまの冠婚葬祭や人生の通過儀礼といった大切な行事を、 心を込めてお手伝いをさせていただいております。ぽち袋やのし袋の分からないこと、風呂敷の格、贈り物の相談、結納やお宮参り…。どんな些細なことでもかまいません。少しでも不安なときやお困りの時にはどうぞお気軽にゆたかやを頼りにして下さいませ。伝統行事やしきたりや文化が古くさく、煙たがられる時代もあったかもしれません。でも、そういったジャンルの書籍がベストセラーになり、 テレビ番組で取り上げられることも増えてきました。今、伝統としきたりを知ることは、若いみなさんには「カッコイイこと」として受け入れられていることに驚きと喜びを覚えます。伝統やしきたりは、その一つひとつ謂われ(いわれ)や意味を知ることで、こころ豊かになり、 もっともっと楽しいことや嬉しいことが増えていくような気がいたします。四季のある国に生まれた悦びを知り、自分の国の歴史や文化に触れることで、身も心も磨かれて、真に美しく輝くのかもしれません。
-
帯祝い
犬のお産が軽いことに由来する、妊娠五ヶ月目の戌の日に行われる帯祝い。犬が人の霊魂を導くという原初的信仰にも基づいているようですね。臨月に近親者が妊婦を招いてごちそうを振るまうという行事も昔はあったそうです。 体力が落ちかかっている妊婦を皆で守ろうという現れかもしれません。人生の通過儀礼の数が出生と葬送に集中しているのは、 それだけ新生児の霊魂、死者の霊魂が不安定な時期にあるからだという説もあります。生まれて7日目のお七夜には、名付け祝いが行われます。生まれたばかり子はこの日まではこの世のものと認められず、 ここで名前をつけて異界へ連れ戻されないようにこの世のものとなるのです。
-
お宮参り
お宮参りは、産褥が晴れる、 氏神様に対して氏子入りをする、 新生児がこの世に受け入れられるなどの意味があります。男児は32日目、女児は33日目と産後の日程が違うのは、昔は女児の方が身体が弱かったからとか、女児の汚れが多いとか地方によって色々な説があります。ここで新生児は初めての晴れ着をまとうことになります。姑が孫を抱くのは、母親の織れが残っているからという説もありますが、体力を消耗している嫁を労ってのことではなかったでしょうか。 新生児も晴れ着を着ますから、現代では姑も母親も色留袖、訪問着等で正装し氏神様に成長祈願をします。
-
お食い初め
お食い初めは、生後100日目に一汁三菜の本膳について、食べさせる真似事をします。初正月、初節句とには、かつて男児には破魔弓や凧、女児には羽子板や手まりなどが親類から贈られましたが、最近ではお年玉として現金を贈ることが多くなりました。節句には、武者人形やひな人形が贈られ、親類縁者を招 いて盛大に行うことも。
-
十三参り
十三参りは、十三歳になった女の子が初めて振袖を着る日です。昔は十三歳で立派な成人女性とされたことから成女式とも呼ばれ、初めて鉄漿(お歯黒)をする日でもありました。京都の法輪寺が有名ですが、それ以外の地域でも最近は再びこの行事が見直されてきています。振袖を肩揚げしてお参りをする姿はなんともかわいらしいものです。ここで振袖を体験した子は、きもの好きになる子が多いようですね。
-
七五三
七五三は、三歳の髪置き(髪をのばしはじめる)、五歳の袴着(初めて袴をつける)、 七歳の帯解き(付け紐から帯へ)の儀式由来します。いずれも、子供の無事を感謝し、今後の成長祈願をする大切な通過儀礼で、カタチは変わっても、子を思う親の心は変わらないことを改めて思い出させてくれます。最近は、写真館でとてもかわいらしい写真を撮影するだけで七五三という大切な通過儀礼を済ませてしまうご家庭もあるようです。でも豪華で高級な着物でなくとも正装をさせ、ぜひ氏神様へ家族揃ってお参りに出かけたいものです。
-
成人式
ご家族への感謝を込めて成人式は、文字通り正式に大人の仲間入りをするための儀式。もともとは、男子が成人となった証として行っていた元服が由来と言われています。現在では、女性は振袖を晴れ着として成人式に装います。振袖という名は、長い袖がゆらゆらと揺れ動くさまからつけられたと言われています。この振袖にはロマンティックな謂われもあり、遠い昔は、恋しい人に想いを伝える方法として、振袖の抽を振ったと伝えられています。振袖にはもうひとつ 「長い袖で厄を払う」という意味もあります。19歳は女性の厄年です。様々な災難や病気などから身を守るため、19歳の厄年に振袖を着て厄払いをするということは古くからの習わしのようです。
-
結婚に際しての準備(お嫁入り支度の意味)
嫁ぎ先との掛け橋をお嫁入りにきものを持って行くという誇りと決意。お嫁入りの支度と言っても、結婚式やドレス、エステの準備はしても家具もきものも持って行かない方が最近では増えているようですね。それぞれのライフスタイル、それぞれの価値観ですし、新しい住宅などは家具がクローゼットとして造り付けになっているところも多いようですからすべてを揃える必要はないのかもしれません。でも、「うちの嫁はきもの一枚も持ってこなかった」と嫁ぎ先で言われないようにまた結婚後子供ができて、お宮参り、七五三などの通過儀礼の時に、母親だけが普段着で…ということにならないためにも、最低限のもの揃えてあげたいものです。かつては結納の後、きものや帯を一揃え誂えに出したのですが、すべてを誂えるのでなければ、長く着られて飽きのこないものをまず最低1枚~2枚だけでも揃えることをおすすめします。訪問着も色無地も、家紋を入れるときには一般的には実家の家紋を入れま すが、地方によって、お家によって異なる場合もあります。嫁ぎ先のお母様に相談してみてはいかがでしょうか?そのことで嫁ぎ先のお家のことが少し分かるかもしれませんし、これから一生のおつきあいになるお母様と、こうしたことを相談しておくのも大切なことかもしれませんね。
-
訪問着と袋帯
飽きのこない上品な訪問着と袋帯を越えておけば、お嬢様ご本人の結納や、友人知人の結婚式やパーティー、またお茶会やお世話になった方へのごあいさつ、お子様の七五三のお祝いや入卒業式等にも着ることができて、大変重宝します。
-
色無地と袋帯
色無地は、一つ紋をつければ訪問着と同格になりますし、控えめで上品な装いになります。
訪問着と同様に結婚式にも重宝ですし、もちろんお子様の七五三や入卒式に も着ることができます。 -
※併せて、道行きコート、 雨コートをそろえておけば寒いとき、 お天気が悪いときに慌てずにすみます。
※一度に揃えるのが大変でしたら、お嫁入りが決まっていなくても、成人式を過ぎたら少しずつ揃えていくのが良いでしょう。
※読えてある喪服は、白い布に包んでそっとタンスに偲ばせるか、実家に置いておき、結婚後にそっと運ぶという地域もあります。
- ご先祖の教え
- 自分から数えて親の数は2人。そのまた親、つまりおじいさんとおばあさんの数は4人。これでご先祖様は6人。この要領で10代さかのぼってみてください。なんと1024人のご先祖様が自分を守ってくれているのです。さらに20代前までさかのぼると、驚くべきことに100万人以上のご先祖様がいる計算になります。さらにさかのぼると……?想像つかないくらい多くのご先祖様ですね。どんな人でも間違いなく膨大な数のご先祖様がいて、そのご先祖様たちがいたからこそ、今ここに自分が存在するのです。多くのご先祖様を背中に背負っている五つ紋の黒紋付きが、身を守ってくれる「お守りのきもの」と言われる所以です。
- ワンポイント
- かつて、花嫁の晴れ着は黒紋付きでした。汚れや災厄安堵を祓う力が花嫁の晴れ着にはあるとされ、婚礼の時には筒袖の普段着を、そして葬式の日に初めてその黒紋付きを着たという記録や、嫁ぐときには披露宴をせずに、嫁いで何年も経ってから33歳の厄除けの時に厄除けと披露宴を兼ねて行ったという記録もあります。黒紋付きは不思議な力を持つ、縁起の良いきものだったのですね。
ゆたかやでは「ご購入・レンタル・お持ち込み」全てのケースに対応させていただきます。着物の準備から着付け当日のお支度まで心を込めてお手伝いさせていただきます。 是非、お気軽にご相談下さいませ。
- ご購入
- レンタル
- お持ち込み
ご購入プラン
留袖、振袖、訪問着、附下げ、色無地、喪服、七五三衣装、袴、袋帯、名古屋帯、帯締め、帯揚げ、草履バック、和装小物など豊富に取り揃えております。